【ビジネスに効くゴルフ】 〜 経営者はなぜゴルフをするのか マナーの本質について 〜 全てを解決するシンプルな方法
『諸君、神戸ゴルフ倶楽部に、これはいかん、あれはいかん。そういうべからず集はない。考えれば、分かるだろう。先輩会貝を見れば、分かるだろう。分からなければ、聞けばよい。教えてもらって、笑えばよい。ここは、みんなが心おきなく楽しむ大人の遊び場だ。』
これは、 日本ゴルフの開祖、 アーサー ・ヘスケス・グルーム氏の言葉ですが、ゴルフにおける決まりごとの守り方を、わかりやすく教えてくれています。
例えばマナーですが、 “相手を思いやる気持ち” から自発的に守られるというのが、 本来的なあり方です。ですから、 それを強要すること自体、 思いやりに欠ける行為となります。
また、 マナーをただマニュアル的に守るだけでは、 相手の身になって考える機会を失います。更には相手に堅苦しい印象を与え、 そこから外れる人達を暗に疎外する事にもつながってしまいます。
そもそも決まり事というのは、 楽しい場をつくるためのものです。本末転倒してしまってはみっともないですよね。
ところで、“フランクで、温かく、明るい人間関係から楽しい場はつくられる”というグルーム氏の教えは、仕事にも生活にも通じることです。その実現のための方法は至ってシンプルであり、“自他の別なく、全てに感謝し、愛し、優しくすること” これだけであると私は思っております。いつもそんな状態でいられたら幸せです。
そもそも仲間と楽しくゴルフができること自体が素睛らしいのです。なんと平和で恵まれた境遇であるかと、 それだけで幸せを感じることができます。その中でわざわざ争いを生み出すなんて、 本当にバカげていますよね。
さあ、ゴルフの季節はすぐそこです。皆様の本年のゴルフライフが素晴らしいものとなる事を、心より祈念申し上げます。
ビジネスサポートながの 2016年3月号より
文責 古木惣一郎